リーナ(レネ・ジェームズ)
- 山下 竜子
- 2018年7月7日
- 読了時間: 2分
毎年、日本インターが終わった辺りから、リーダーの教室に外国人コーチャーが一週間ほど来ています。私たちも数少ない機会に毎年楽しみにレッスンを受けています。
英語がよく分からない私でも、分かりやすい英語で、しかも何年も来日するうちに日本語も上手になり、簡単な日本語も交えて教えてくれるので、ストレスなく受けています。
日本のスタンダード選手は過去に世界のファイナルに入るほどの選手が出ているものの、ラテンにおいてはその世界の壁になかなか太刀打ちできず、出ていません。
私も選手生活ではスタンダードが5年、今のリーダーとラテンを主にしておよそ10年ほどになりますが、スタンダードではそれなりの結果を残すことができましたが、ラテンにおいては常に下から何番目?というところに永くいます。日本人の気質には合わない?というところかもしれませんが、その魅力は深く、飽きる?諦める?ということはありません。
スタンダードとラテンと両方やる理由はどちらも、どちらに対しても効果があるからです。スタンダードでまっすぐ立つこと、コネクションやホールドを張ることで、二人の距離感はつかめますし、ラテンのツイストの動き、早く動くアクションや相手に対するアイストレーションは、スタンダードでも役に立つことがたくさんあります。
さて、リーナの話を少し。彼女に初めてお会いしたのは12年ほど前。ダンスの先生?と思うくらいの巨体だったのですが、(後で分かったのですが妊娠中毒から異常に太ってしまったようです。)踊ったらとってもすごいんです。体形に関わらず、ダンスに関してはやっぱり名コーチャーで、名ダンサーだということがすぐに分かりました。
私たちがレッスンを受けるとき、抽象的なアドバイスやニュアンスで教えてもらうことはありますが、リーナは、数学的、答えは一つ、はっきりした指導です。ダンスの基本からきちんと説明してくれて、ちゃんと私たちでも分かりやすいように答えを導いてくれます。
現役を終えようとしている私には、こんなコーチャーになりたいなと思わせてくれる時間でした。

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